この時期書店に行くとよく見かけるもの。日記帳や家計簿。
家計簿の帯によく書いてある
「ずぼらでも続く!」「なまけものでも大丈夫!」
インスタやブログの投稿でもよく見かける。
「ずぼらな私でも続けられました!」
それはずぼらじゃねぇよ。
ずぼらは写真や動画を撮って加工して、
文章を書いてネットにアップするなんてことはしないんだよ。
世の中に溢れるずぼらなんてのは
すごくなまやさしい。
そんなにがんばれない。三日と続いた試しがない。
元旦気持ちを新たに、家計簿に初詣の賽銭まで記載していたのに、七草を過ぎる頃にはもう、どこに置いたかさえ分からなくなっている。
もう5年ほど家計簿は買っていない。
続かないのは家計簿だけの話ではない。
毎年毎年、バレットジャーナルを書きたいとか、断捨離するとか、50万円貯金したいとか、10キロ痩せたいとか言っている。
そしてやってみる。まっさらなノートを買ってみたり、貯金箱を買ってみたり
食べたものを書き留めたりしている。
世の中では長続きしないことを三日坊主というそうだ。しかしどれも三日も続いたことがない。ほぼほぼ初日坊主だ。
なぜなのだろう。
自分で何かを好きになって継続できた経験がまったくない。
友人や同僚は、サッカー観戦、登山、Eスポーツやお菓子作りなど。多くの人が様々な趣味を持ち、楽しんでいるようだ。SNSに記録したり、写真を撮ったり、手帳に読んだ本のログを書いたり。すごく楽しそうだ。
仕事は7年続いている。今年結婚したが、新生活も順調だ。しかし、物足りない。何かに没頭したい。
がんばらなくていいんだよ、も散々人から聞いた。趣味はしなければならないなんてことはない、そういう意見も分かる。しかし私はもう長続きしないことで自己嫌悪に陥りたくない。
そんなにがんばれなくても、少しでも継続させたい。
来年から30代になる。
それまでになぜ、いろんなことが続かないのかを考え、没頭できる趣味を探したい。
投稿がこの記事だけになり、正真正銘のずぼらにならないように。
30代からの生活がもっと楽しくなるように。
そういう気持ちを込めて初投稿とする